第2章 海外処女作はいかにして生まれたのか(1) 〜海外入選/入賞映像を解体新書する〜

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ツヨシ

ある有名な家系に生まれるものの、一家離散を契機にアート制作に没頭。 受賞歴ありの障がい者アーティスト。

さて、だいぶ間が空いてしまいましたが、

今回から第2章「海外入選/入賞映像を解体新書する」を始めていきたいと思います。

古いほうからということで、最初は「初めて海外で入選した処女作映像」を解体していくことになります。

 

対象作品は、

イギリスのアートコンペ「MiraBanART」入選 (クオーターリーファイナリスト)

スウェーデンのフィルムコンペ「Lulea International Film Festival」入選(セミファイナリスト)

「SPIRITS DRAWING VF」(スピリッツドローイング ブイエフ)です。

わーぱちぱち。

 

映像のポスターがこちら。

 

最終的な映像はこちらになります。

 

 

作ろうと思った意図を一から説明してみると、僕も(存外)凡人なので、「なんか僕もNSDCの先輩、HAL9000さんみたく映像を作りたい。あわよくば受賞まで行かなくても入選してみたい。」という、非常に月並みで、とてもありふれた動機で、ハッキリ言ってそのへんに転がっているような、普通の人の部分は(案外)大きいです。。

 

さて、映像を作ると言っても、インストの音楽を作ることには長年の自信があるからサウンド部分はなんとかなるとしても、専門知識がない僕には「粘土アニメーション」や「コマ撮り」「ジオラマ制作」なんて無理だし、致命傷なことに絵が下手すぎる。さらに制作費もとても少ない貧乏人。使えそうなものというと、暗黒の20代の頃に撮り溜めた写真セレクション、約300枚があるのみ。コイツを映像の素材として使うしかないな、、と。

 

※映像制作は各デザイン分野のスキルが全部求められる「総合競技」なので、このようになんとか自分にできることの範囲内で勝負をかけるしかありません。。もちろん自分のできる範囲を広げるために新しいスキルを習得するのもアリですが。。

 

ちなみに、この映像が入選する以前に、3作品ほどが「討ち死に」しているという事実を見逃してなりません(ぉ 敗因はわりとはっきりしていて、「意図がぼやけていて、みた人が「んん??」となるような「ぼんやりした映像」だった」のです。このことからも、「これが言いたい!これを伝えたい!」という意図を最初に明確化すること、仮に言いたいことが僕のように無かったなら、せめて破竹の「勢い」だけでも確保する。これです。審査員の人の心に刺さらなければ選ばれないのですから。

 

というわけで、次回から実際の試行錯誤の連続、「いかに組み上げていくか」を、

読者のあなたとご一緒したいと思います。

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