富山市ガラス美術館展覧会設営PVを解体新書する 〜骨格となるプロジェクトを仕入れる〜

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ツヨシ

ある有名な家系に生まれるものの、一家離散を契機にアート制作に没頭。 受賞歴ありの障がい者アーティスト。

さて、今回は以前選別しておいたカット(写真、映像)を実際にAEで組み立てていくわけですが、いきなりAEを起動するのではなくて、まずは「モーションアレイドットコム(motionarray.com)」に、AEのプロジェクトファイルのテンプレートを仕入れにいきます。

 

このサービスは、非常に豊富で高品質な映像/写真素材、AEやプレミアプロのプロジェクトファイルのテンプレートファイル、ロイヤリティフリーの音源などを扱っています。これらをうまく自作品に組み入れていくことで、作品の大幅なクオリティアップが期待できます。abcやディズニー、NETFLIX、SONYなどの一流企業からも使用されており、信頼感は抜群です。

ここがmotion array.comのトップページです。検索はメンバーになっていなくてもかなりできます。月々払いの場合、基本的にクレジットカードで「VISA、Mastercard、AMEX、PayPal」となっています。JCBなどでも、PayPalを介せば使用できると思います。また、デビットカードも使えるかもしれません。会費は月々およそ3,300円くらいです。もちろん、Adobe Creative Cloudの契約にもクレジットカードは必要になります。コンプリートプランで月々6,600円くらいですが、自己投資のために私もメンバー契約しております。

 

フリーの素材とはいえ、海外のクリエイターが創ったファイルなので、使用する際は、場合によってはクレジット(著作者)表記も必要になる場合があります。仮にも人様が苦労して作ったファイルを仕入れて自作品に組み込むわけですから、著作権法違反やマナー違反にならないように細心の注意を払って利用しましょう。

検索ワードやチェックボックスなどで、今回使うプロジェクトファイルを選んでいきます。今回は「ゆったりとした、高級感のある」という上司の注文があったため、それっぽいのを絞り込んでいきます。なんとなく見覚えのある動画だと思いますが、よく見ると色々違います。これが、今回の動画の骨格となった「元のプロジェクトファイル」です。今回は「mdlabdesign」さんの制作した「Motivation Promo (リンク)」を使用させていただきました。
リンクから動画を再生してみてください。なるほど、と思うはずです(要するに、写真と映像を組み込み直して使用しています)。

 

YouTubeなどで見かける高品質な映像の多くは、こういった素材群をうまく駆使して作られていることがほとんどなのですが、いかんせん「海外で英語圏でクレジットカードを使う」というハードルの高さがネックとなっており、日本から使う人はプロやセミプロを除いてはあまり居ないのが現状です。

 

グローバル化が極まった現在「英語力を駆使して海外の人や団体と、国際ブランドのクレジットカードを用いて渡り歩く」というスタイルには多くのチャンスや可能性があります。Google翻訳などを使って、勇気を出してチャレンジしてみると良いと思います。

 

というわけで今回はネタばらし的に、作品の骨格となったプロジェクトファイルの仕入れ方を伝授させていただきました。余談になりますが、先に述べたような方法論を用いて、海外映像コンペに個人的に応募し受賞をもぎ取ったり、世界的なフリーOSの壁紙制作を担当させていただいたり、といったこともありました。
「英語とカードとコミュニケーション、そして”勇気”」は「日本しか知らない」人生を良い意味で激変させるので、お試しあれ。

 

次回は、仕入れたプロジェクトファイルを使って、実際の試作1号映像を組み立てる回をお届けします。お楽しみに。

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