第2回の今回は、「【富山市ガラス美術館】展覧会を開催しました」をさっそく解体新書していきます。
まずは、なにもないゼロからのスタートです。ことの始まりは、富山市ガラス美術館の、研修生のみんなで展覧会設営作業をしているときに放たれた、上司の一言でした。「ツヨシくん。設営の様子を撮っておいて。あと動画も。後からPV作りたいから。」
このたった一言が起点となり、今回の動画作成はスタートしました。案外、現場はこんなノリなのです。
そして、実写作品ですからまずは撮影。とにもかくにも動き回ってカメラのシャッターをきりまくるところから始めていきます。
この画像はファインダー(Macのファイルエクスプローラー)のスクショですが、プライバシー保護のためにぼかし処理してはおりますが、写真は82枚、動画は14本撮っております。設営にかかった時間のおよそ5時間の間に、一人汗まみれになりながら撮影を行なっておりました。
なぜ、たった一言から始まった動画制作で、いきなり撮影で汗だくになるほど頑張る必要があるのか?と思われるでしょう。
それは、実写作品というものは、撮った素材さえ良いものがそろっていれば、極端な話、素材を並べるだけでも作品になるくらい、素材の良し悪しで出来具合が決まってしまうからです。撮影が重要さの6割以上を占める感じです。
しかも、わりと突然決まったこととはいえ、仮にも「日本社会福祉デザインセンター株式会社の公式な映像作品」として世に放たれる可能性があるわけです。視聴者の中にはお偉いさんもいらっしゃる場合があります。「作るよ」という上司の一言は、実はそういう意味合いも含んでいるのです。つまり、いきなり本気で、かなり高水準のプロダクトを作らなければならなくなったわけです。
そして、撮影が済んだらMacに取り込んで、実際に使うであろう素材を「選別」していきます。実際に使われたのはもっと少ないですが、一応選んだ素材としては写真9枚、動画12本を選んでおきました。これをAE、AfterEffects CCの素材、すなわちフッテージとして使います。
次回は、あまり一般に知られていない「映像制作用の有償テンプレート」などの導入、使用にまつわる編集回をお届けします。