ガラス作品の制作過程     ≪フレーム2≫

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KANDA

ガラス作品の制作をやっています。制作過程などの紹介や情報など掲載していきます。

こんにちは。ガラス作家の神田です。

フレーム作品を制作します。今回は、30㎝×15㎝の大きさで三尊の仏像頭部を並べます。前の作品を3つ並べた感じです。

粘土原型を作ります。写真は完成した粘土原型に型枠を作ったとこです。

この後、耐火石膏を流して型を作ります。粘土原型作りに結構時間を費やしてしまった。

耐火石膏の型完成です。

この後、ガラスパウダーを詰めます。

フレームにはめるガラス板を作ります。2色使います。

焼成後です。(写真暗いですが・・・)

型にガラスパウダーを詰めます。ガラスパウダーに色パウダーを混ぜて型に乗せていきます。

ガラスを詰めた型を電気炉で焼成します。

武器?手に持つ物はガラスパウダーのみで、後でエナメル絵付けします。

焼成後です。

予想図です。型から外してリューターで加工したものです。

リューターで磨いてみて、形が複雑になったせいか隅にガラスが溜まって白くなり目立つ。色が均一になってない。エナメル絵付けしようと思う。不動明王の武具がおさまりが悪いので止めにしました。

ガラス板に光背を付けます。

試したい事が有りチャレンジします。焼き漆の技法で漆を接着剤として箔を着けます。焼き付けますが温度が低いのでアルミ箔でも大丈夫だと思います。                                                ?ですが。

アルミ箔は赤系の色が幾つか入っている、縮れた細かい箔を使いました。エナメル顔料で描くよりも、立体感が出ますしキラキラに見えます。

写真いい感じでしょ?

見事に、焦げました!

原因はわかりませんが違う方法にします。(アルミ箔が熱にもたなかった?多分)

ホトボンドで接着する事にしました。

アルミ箔は、赤系の箔を使いました。が思っている感じでは ´~  (写真の見た目が悪い感じが…)ホトボンドの接着で一応接着できたのですが、指で触れると細かい箔(紛)が付いてしまう。

そこで、爪に塗るトップコートを上から塗りました。(考えました。)

*写真は塗る前です。

エナメル顔料で絵付け。それぞれ色パウダーを混ぜたガラスを残しています。電気炉で焼き付けします。

焼き付け後です。写真上の道具(木の棒、蓮の棒)思った色が出なかった。

まだ、接着していません。何処に接着するか配置と全体のバランスを見ています。額縁にはめています。完成予想図ですね。

完成です。

斜めから。仏頭が立体になっていますね。

タイトル

「不動三尊仏頭」

不動明王と家来の矜羯羅(コンガラ)制吨迦(セイタカ)の仏頭。

壁掛けの作品です。毎日観ると(拝む)邪が払われると良いですよね。

ありがとうございました。

次回の作品工程もよろしくお願いします。

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