こんにちは。ガラス作家の神田です。 フレーム作品を制作します。仏像をモチーフに(興福寺にある八部衆の乾闥婆と五部浄)頭部と顔のみで幼くしました。
粘土で原型制作しました。完成したもの。ゾウは、より現代風にアレンジしています。
全体のバランスみて短く被っている感をだしました。
型を作るためにダンボールで枠を作り耐火石膏を流します。
固まるのを待ちます。
背景のガラス板を作っておきます。
粘土原型を取ってキレイにしました。型の出来上がり。
ガラスパウダーを詰めて電気炉で焼成します。
焼成後です。ガラス固まっていますね。
少しガラスが多いのと接着するので平行にするのを兼ねて、友刷りをします。
(ガラス板に番手の砂で削るガラスを回して削っていきます。)
まだ、バリや磨きが有りますが、作っておいたガラス板に乗せてバランスを確かめます。
バリを取り磨きました。
最初の予定では、全部をエナメル絵付けしようと思っていたのが、磨いたガラスをそのまま残そうと迷いました。磨いたガラスがいい感じだったので。。。
顔の部分はマスキングして、着色します。(写真分かりづらいですがゾウは白で塗っています。)
着色したら電気炉で焼き付けます。
焼き付け後です。獅子の色は、セラミックマーカーの金色を使っています。
歯、牙は、着色せずガラスそのままです。
最後の確認をして、接着します。
ホトボンドを接着面に塗り、ブラックライト(紫外線)を当てて接着。
しばらく当ててはがれなくします。
額縁に入れて完成です。 肌のムラが気になります。獅子の金色は上手くいったかな?!
乾闥婆(けんだつば)10×10cm(額縁なしサイズ)頭に獅子を被っています。
着色するか迷ったがしました。ホントは、肌の色をもっと薄くしたかった。
ガラスパウダーに色を混ぜて次は、チャレンジしたい。
歯グキの色が飛んでしまった。
五部浄(ごぶしょう)10×10cm(額縁なしサイズ)頭に象を被っています。
白色を塗って象を仕上げたのですが、ガラスの色と差が分かりにくい。
肌の色が思ったより濃かったので、色パウダーをガラスに混ぜてチャレンジしたい。
今回の作品工程は、以上です。次回もよろしくお願いします。