求人イラストメイキング
このページでは、フリー求人雑誌の2016Workin 3/21P603/28号に掲載した作品の制作過程をご紹介します。各担当者の苦労が伝われば幸いです。
 

求人用の作品が完成するまで

CHAPTER 01 納期まであと

背景イメージと現地撮影

撮影場所:富山駅前 担当:タカ坊

今回の求人広告では、富山の背景画を描くことが決まっていました。候補地は富山駅前交差点と、西町の大和交差点です。制作開始が納期10日前でしたので、先にだいたいのイメージを定めて、写真撮影にいきました。キャラクターの配置や構図も変わることが予想されていましたので、制作スタッフ3人で、候補地周辺の特徴のある町並みを別々に携帯撮影しました。現地の撮影時にわかったことですが、当初のイメージ画の構図内に収まりつつ富山らしい特徴のある背景要素が思ったより少ないことが、背景制作の難易度を高くしました。

CHAPTER 02 納期まであと

背景画

イメージ画像:富山駅前 担当:タカ坊

当初のイメージどおりに近いものでCIC前メイン通りから、市役所方面の道なりを制作することになりました。撮影した写真を参考に、被写体の距離や、構造物のグループ別に直線ツールで描いていきます。線画の状態で、パースの調整も行いました。3Dで新規に街のモデルを起こし、仮想の都市を形成していきます。

CHAPTER 03 納期まであと

インキャラクター作成

担当:古新ひであき

キャラクターデザイン原案の当初、よくありそうな日本人の名前だったデイジー。「過去にいろいろあって屈折した絵描きガール」をモチーフとしデザインしていきました。「金髪なのはいろいろあった頃のなごり」というわけです。その後のお話としては、「デイジーミーツにじねこ編」で詳細に描かれているように、にじねことの出会いを通して更生もとい、性格がマイルドになっていくのですが、それはまたの機会にご紹介することにします。

CHAPTER 04 納期まであと

全体のイメージ固め

担当:古新ひであき

仕上がりのイメージを明確にしておきたかったので、背景とキャラクターを仮にレイアウトしてみました。富山の街並みを舞台にオリジナルキャラクターたちがずらっと並び、一番手前にメインキャラクターのデイジーとにじねこを立たせて奥行感を出します。
この時点ではシルエットだけの配置になっていますが、背後のキャラクターたちは研修生の方々が課題で作成したオリジナルキャラクター約30体が並ぶ予定です。

CHAPTER 05 納期まであと

配置と下書き

担当:コロリンQ

オリジナルキャラクターたちの下書きを描きながら、配置していきます。様々な個性のあるキャラクターで個人個人のタッチの違いもあるので、絵柄の統一感を出すのに苦労しています。統一感を高める方法として、ペンの太さを一定にして強弱を少なくしました。人間タイプのキャラクターは、頭や目の大きさをなるべく揃えるようにしています。配置はあとから変更できるように、1キャラクターごとにレイヤーを分けて移動できるようにしています。それにしても、いろんなキャラクターがいます。人間、動物、植物、家具、機械、自然現象など、様々な要素を組み合わせてキャラクターが作成されています。

CHAPTER 06 納期まであと

キャラクター清書

担当:コロリンQ×MISATO×なず

下書きをもとに清書していきます。キャラクターごとの大きさがまちまちなので、配置を組み替えることでバランスをとります。大きいキャラだけ、小さいキャラだけで固まってしまわないように配分しました。キャラごとのデフォルメに、強い弱いがあるので、デフォルメの強さが同じ程度になるようにしています。
二頭身キャラは頭身を引き上げたり、厚みのないデザインのものは厚みを出すようにしたりしました。ここで期限が差し迫ってきたので、清書が一人だけでは間に合わないと思い、急きょ二人のスタッフにヘルプを要請しました。

CHAPTER 07 納期まであと

モブキャラクター作成

担当:古新ひであき

「たくさんのモブキャラクター​が必要だから描いて」との指示がくだり、最初はどうしたらいいか悩みましたが、「大勢の小さな妖怪を率いるリーダーのデイジーみたいな感じで描いたらどう」と言われ、「それだ!」ということで、現代のこころの病理をテーマに多種多様な小妖怪たちをデザインしていきました。デイジーを立たせた時にかっこいい具合になるように、引き立て役として適度な地味さとなるように配慮しています。

CHAPTER 08 納期まであと

キャラ着色

担当:コロリンQ

キャラクターの着色はアニメ塗りと呼ばれる手法で塗りました。アニメ塗りの利点は簡略化された着色なので制作時間が短く済むということ、あとで色の変更がしやすいこと、やや遠くに離れたキャラクターでも、色がはっきりして見えるのでメリハリが付けやすいことなどがあります。キャラクターデザインの段階では様々な色相が使われているので、ここでも統一感を出すために全体の色を微妙にくすませています。印刷されるときは縮小されてしまうので、細部の陰影にこだわるよりもパッと見の印象が映えるように、影は必要最小限に留めました。…ここへきてようやく全体のまとまりが取れ始めたので、ホッとしていました。

CHAPTER 09 納期まであと

背景着色

担当:コロリンQ

描いた線画を基に着色しますが、質感を出すために手塗りで着色します。建物、看板、電柱などを全て拡大表示して厚塗りするので納期ギリギリまで作業しました。
途中でキャラクターやモブの配置をして、かぶる箇所は省略しましたが、品質を求めると背景画の制作は時間がかかります。大企業がHDTVCMで使うようなイラスト背景にまで品質を高める場合は、ここからさらに12時間ぐらいは制作時間が必要そうです。
最終的に、イメージしていた立山連峰を雲に変更して制作時間を短縮しました。

CHAPTER 10 納期まであと

イラスト完成

各担当部署から仕上がってきた背景メインキャラ、モブキャラを合成して、イラスト全体がほぼ完成です!
 
合成した後に微妙な色味の調節をしたり、影などの足りない部分を少し補って、全体のバランスの最終確認をします。
 
最後は完成イラストをデザイン部門に引き渡して、広告としての仕上げをしてもらいます。

CHAPTER 11 納期まであと

文字入れ

担当:etc

最初は原稿とイラストを三分割法、もしくは黄金比分割で画面を分割しようかと考えていました。しかし、イラストの存在感を前面に出した方が良いと判断し、五分の一を原稿の面に、イラストは若干トリミングした後、五分の四に分けました。
レイアウト当初はイラストの空が描かれている部分に、会社のロゴが大きく入っていましたが、情報量を少なくし、イラストの良さを活かしました。文字色は明度が高い黄色、アクセントカラーに同じく明度、彩度が高い青色を採用し、会社の持つ若々しくパワフルなイメージを表現。
全体的に情報とイラストのバランスを図り、読みやすくイラストのイメージを損なわないよう気を付けました。

完成

Illustration STAFF

タカ坊

コロリンQ

古新ひであき

MISATO

​なず

DTP STAFF

etc

タカ坊

NSDCについて

制作物紹介

採用情報

関連事業

  • ホワイトFacebookのアイコン
  • ホワイトInstagramのアイコン
  • ホワイトYouTubeのアイコン

〒930-0866

富山市高田527 富山県総合情報センタービル5F

© Nippon Syakai fukushi Design Center, Inc. All rights reserved.