AIコラム後半「審判の日」 〜だまされたツヨシ〜

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ツヨシ

ある有名な家系に生まれるものの、一家離散を契機にアート制作に没頭。 受賞歴ありの障がい者アーティスト。

ある日、nsdc社長がツヨシにこう言いました。
「(イラスト)AIはアメリカで法廷闘争になってる。調べてみなさい。

法廷闘争??そんなばかな。。
ということで検索してみたところ、本当でした。


画像生成AI「Stable Diffusion」と「Midjourney」が著作権を侵しているとして集団訴訟を起こされる

まぢか。。。。さすが社長。
詳細を追って、要点をかいつまんでみたところ、こういうことのようです。
確かにイラストAIは、絵を自力で描いてはいるのですが、その元ネタとなっている画像やアイデアは、著作者に無断で流用された膨大な画像データベースから学習したものである、ということで、複数のアーティストが「たまったものではない」と集団での訴訟に踏み切った(参加もできる)、ということらしいです。

 

まぁ確かに、何も学習していないAIにいわゆる画力は皆無でしょうから、絵の力の源泉となっている、「学習のソースがなんであるか?」ということがAIの出来具合に重要というわけですね。対するアドビは「Firefly」という画像生成AIを発表しており、これがmidjyourney等と何が違うかというと「著作権違反でない学習ソースのみ使用」「商用利用も可能」ということをウリにしているようです。

Adobeが画像生成AI「Adobe Firefly」を発表、商用利用に特化

係争中のアメリカでの集団訴訟の結果として、もし今後「明確に違法である」などの厳しい判決が下された場合、midjourneyなどで生成されたイラストが公開不可になる、といった事も考えられなくはないですね。。そして、やっぱりアドビ様は安心安全だなぁ(高いけど)。

というわけで、ツヨシだまされたぁ〜

というわけですが、しかしながら。
学習しなければ何もできないとはいえ、絵をゼロから描いてはいるわけで、何かをコラージュしているというわけではないのです。GPT-4などにしても同様。ちゃんと「人間のように、あるいは人間以上の速度と緻密さで考えて出力する」ことは実際すでに、AIはできているのです。そういう意味で、すでにAIは最初のシンギュラリティを迎えている、という僕の前回の発言は、撤回するつもりはありません。

 

例えば、突然高笑いするア○ゾンのAI、ア○クサの例や、「AIは人類を滅亡させるかもしれない」といった、ニック・ボストロム英オックスフォード大学教授などによる言説など、AIの超知性に関する不穏な話は尽きません。そのうち未来からタイムマシンでロボットなシュワルツネッガーさんがやってきて液体金属マシンと壮絶なバトルを繰り広げ、「なぜスカイネットができたの」とかお母さんが言い出すことになるでしょう(ターミネーター2すぎた)。

 

もちろん今のところ冗談ではありますが、「知性はあらゆる兵器やトラブルを生み出す元凶である」ということに間違いないと思うので、とんでもない未来がやってくるかもしれない。いつかはいわゆる審判の日がやってくるのだとしても、僕らが生きている間はなしであってほしいナァ。。と思っております。

 

もちろん冗談話であってほしいのですが、「まさかの笑い話が現実に」という可能性も無いとは言い切れません。震えながら記事を閉じるツヨシでした。。

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