今回は前回軽く触れた、雅楽のテンポについて書きます。
すみません、前回リズムと書いたのですが、説明がすごく長くなりそうだったので、まずはテンポに絞ることにしました。
演奏は龍笛のソロから始まります。ここで示されるテンポが基準となるので、他の奏者はよく聴いておく必要があります。
その後に他の楽器も加わって合奏が始まり、そこから少しずつテンポが速くなります。
焦って速くなっているように聴こえるかもしれませんが、敢えてやっているんです。
速くしていく理由は分かりませんが、緩急を付けるという意図なのかもしれません。
個人的には、吹いているとロングトーンが大変になってくるので助かります。そういった奏者の都合で速くなるのが基本になったのかも・・・など色々と考えを巡らせるのも、時にはいいものだと思いました。
以上を踏まえて聴くと、楽しみ方が増えるかもしれません。