前回の解説(というか私見)の続きです。またまた同じ動画を載せます。すみません。
〇この人数で足並みが揃っている
雅楽には指揮者がいないので、周りの音をよく聴きながら自分で拍をしっかり取ることが大事です。人数が多くなるほど揃えるのが難しくなりますが、その辺りもこの演奏は見事だと思います。
〇テンポの上がり方
雅楽は少しずつテンポを速めて演奏します。この動画は私の感覚では『もうそんなに速くするのか』と思いましたが、本来これくらい速くしていくものだと私も思っています。
ただ実際には、丁寧にやろうという意識がテンポを速める邪魔になったり、舞人が付いてこれるか心配になったりで、こんな風にやるのはかなり難しいです。
しかしこの舞をやっている方、動きがキレッキレですね。若いっていいですね(笑)
〇笙の抑揚
私もよく分からないんですが、笙の奏者は抑揚のことをよく「インジャー」と言っています。これについてはまた調べてみたいです。
他の楽器が休んでいるとき、ひときわ大きく笙の音色が聴こえてくるのがなんだかエモいと感じました。
これだけの演奏を高校生がするとは、天理ってすごいんだなと思いました。