こんにちは。最近の投稿が「削りながら微調整していく」という内容に差し掛かってきたので、今回は削るときに失敗を減らす方法について書くことにします。
削るときの失敗というのは、削りすぎて本体に穴を空けてしまったり、音質や音の高さが演奏に支障が出てリカバリーできなくなる状態になることです。
そういった失敗は光に当てることでだいぶ減らすことができました。
私はLEDの卓上ライトを使っています。前回のセメ止めを作ったリードに光を当てるとこのように見えます。
このように薄い箇所に光が透過して視覚的に確認しやすくなるため、厚みのムラや削れる限度が比較的簡単に分かります。
ただ注意することは、この方法では厚みは分かるものの硬さまでは分からないというこです。そのため指の感覚で硬さを確認することも必要です。硬さの確認が抜けてしまうと、例えば柔らかい素材の物を限界まで削って音が使い物にならなくなったります。もちろん熟達した制作者さんは指の感覚だけでうまく調整できると思いますので、最終的にはそこを目指すことになるかと思います。