今回はかれこれ2年ぐらい私が使っているリードについて投稿します。かなり長持ちしていますが、最近なかなか開かせるのに時間がかかったり縮んできたりしていて、そろそろ次のリードの準備が必要かと思っています。
使い込んでいるので維管束が筋のように浮き上がって見えます。維管束以外の部分が糖でできていて水溶性なので、使っていくとこうなっていきます。縮んでくるのも溶出していくからだと思います。
削り具合はこのようになっています。
調整途中でたまたまいい音が出たので使っているのですが、セメ止め付近を薄く削り、先端に少し厚みが残っています。
私は吹き込む力が強くないので、薄く削らないと演奏中にスタミナ切れを起こしてしまいます( ノД`) 薄くすると吹き心地が軽くなる分、音色が薄っぺらくなります。このリードは先端部分が大きめにしっかり開くことで、軽く吹ける割には音色に厚みがある感じになっています。
もちろん毎日練習して強く吹けるようになれば、リードをあまり削らず厚みのある音で演奏できて調整もしやすくなるでしょうし、私はそういう熟達した奏者を目指すべきだと思っています。とはいえ今の状態で吹ける軽めのリードは私には必要ですので、当分このような「苦肉の策」を講じ続けることでしょう(笑)
今は検証のため、他のリードでもこうなるように削ってみています。