持ち直したリードについて

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エルモア

雅楽演奏の技術向上のため、リード調整など手探りでやっていこうと思っています。

前に調整失敗と書いていたリードを、ダメもとで調整を続けていましたが、吹き終わりに音が上がるクセがなくなりました。

調整前

調整後

 

嬉しい誤算でしたが理由が分からず、色々考えて関係していそうだったのは、

①上端を削って全長を短くした

②試し吹きによってリードが縮んだ

です。

 

この2つが影響するなら、吹くときの振動の「たわみ」が減ったのだと思いました。

①はセメ止めより上の面積が小さくなった、②は縮んで密度が高くなったことが要因かと考えました。

 

学びとしては、

・吹いていくと状態が変わっていくので、日をかけて少しずつ調整していく

・セメ止めから上の面積は広すぎず、狭すぎず

ということで、目新しい気付きではないですが、調整のセオリーを再確認できたように感じます。

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