胴周りの調整シリーズ、もう少し続きます。
今回はセメ止めについて書きます。
セメ止めとは、セメが止まるように段差を作る部分のことをいいます。
ちなみに今さらですが、「胴」という言葉はセメ止めから下の部分を指して使っています。
一般的にそう呼ぶのかは分かりませんが、多分通じると思います。多分・・・。
胴の部分を削ると低音が鳴りやすくなるように感じており、ある程度削ることが必要だと思っています。
しかし、特にセメ止め付近を削りすぎると、セメ止めとして機能しなくなるので要注意です。
セメがぐらついて演奏途中で音が突然変わってしまったり、セメがセメ止めを通り過ぎてしまったりします。
こんな感じに。
この場合はたまたま奇跡のバランスで、この位置でちょうどいい開きになりました。
でもその後本体が縮んできて、翌日には合わなくなりました(;^ω^)
ということで、安定させるにはセメ止めが機能することが大事で、ある程度の段差が必要だというのが私の考えです。