篳篥で開けてはいけない穴について(続き)

author
エルモア

雅楽演奏の技術向上のため、リード調整など手探りでやっていこうと思っています。

前回の続きです。

私が雅楽演奏で「絶対に開けてはいけない」と教わった、右手親指の穴について調べてみました。結局ほとんど情報はなかったのですが、次の画像を見つけました。

 

参考 https://gagaku.stanford.edu/jp/woodwinds/hichiriki/

 

左から5番目の指遣いを見ると、なんと右手親指の穴が開いています。

こんな感じで普通に描かれているのなら、開けても世界は滅びないでしょうね(笑)

 

ではなぜ右手親指を絶対開けないように言われたのか?

考えた結果、通常の雅楽演奏では開ける必要がないからだと解釈しました。雅楽はしっかり教わる機会が少なく、すぐ我流になってしまうため、強めに念を押されたのでしょう。

 

雅楽以外の楽曲を演奏するときは、開けるとやりやすい場合があるかもしれません。

雅楽の曲にない音を吹くのはかなり難しいですからねぇ(;^ω^)

 

てっきり秘密の儀式とか、特別なときに開けるものかと思っていました。知らんけど(笑)

雅楽で使うことがないなら、なぜ(無駄に?)穴が空いているのか・・・やはり謎であります。

 

ところでさっき「秘密」と書いたことで、秘曲と呼ばれる曲目があったことを思い出しました。

次は秘曲について書いてみようと思います。

関連記事

久々に練習に行ってきました

拉ぎ前準備 和紙を貼る

「もみじ」を吹いてみました

雅楽でおすすめしないこと

「春が来た」を吹いてみました

胴周りの調整で気を付けること(その1)